福井競輪場で2月26日から29日までの4日間に渡り、開催されるのがG2第4回ウィナーズカップです。
まだ開催されてから今年で4回目という新設されたG2レースですが、他のG1やG2レースとは違った特徴があることでも有名。
福島競輪場で開催されたレースの車券に最も貢献している1着回数上位選手を選出しているということから「ウィナーズカップ」という名前がつけられています。
最終日には「カールズケイリンコレクション」と題した「ガールズグランプリ」にも匹敵すると評判の女子トップスター選手の熱いレースも開催予定です。
ここでは競輪ファンなら目が離せないG2第4回ウィナーズカップの最新情報をご紹介します。
福井競輪場のバンク情報
福井競輪場は日本海と白山麓に挟まれている豊かな土壌が特徴であり、コシヒカリの産地で米どころとして有名な福井市内に立地しているバンクです。
それまではスタンダードな競輪場といった感じでしたが、2004年に内装を全面リニューアルして、総合的なアミューズメント施設として生まれ変わりました。
競輪予想をする際に役立つ情報として、バンク特徴を押さえておくことは非常に大事なポイントになります。
福島競輪場は、直線が短くいバンクのため、先行やその番手が有利なバンクと思われがちです。
しかし実際には軽い走路に設計されているため、まくり追いや3番手以降からのアウト強襲といった戦略も十分に効果を発揮します。
先行逃げ、差し、まくりなどどのような戦法でも実力さえあれば、十分にレースを制することができるクセが少ない高速バンクこそ、福井競輪場の特徴と言えるでしょう。
車券購入の際に気を付けたいのは、選手のデータ以外としては風です。
夏場はバック側の追い風、冬は向かい風になる日が多くなります。
夏場のホーム側は無風状態になることが多く、タイムをたたき出しやすいということも覚えておきたいポイント。
日本競輪学校をモデルにして設計されたバンクであることから、選手の実力が如実に現れるバンクと評価して良いでしょう。
第4回ウィナーズカップの注目選手は?
G2第4回ウィナーズカップの注目選手ですが、やはり実績の高いSS班が優勝争いの本命になると言わざるを得ない状況です。
SS班から佐藤慎太郎、平原康多、郡司浩平、村上博幸、松浦悠士、清水裕友、中川誠一郎の7選手が出場予定。
車券に絡んでくることは間違いなしでしょうが、若手選手の中でも機動型と呼ばれている選手たちが競輪界を席巻しており、今回のレースにも大挙参戦予定であるため、激戦必至の様相を呈している状況です。
その中でも注目選手をご紹介しましょう。
清水裕友
近年の競輪界は中四国勢を中心に回っていると言っても過言ではありませんが、その中でも山口出身の清水裕友は、好調の中国勢の中でも中心的な選手です。
昨年度は2年連続でのグランプリ出場を決めて、一気にトップスター選手の仲間入りを果たすと、全日本選抜ではパワフルな走りを見せつけて念願のG1タイトル獲得に成功しました。
直近4か月の成績でも1着8回と好調さをキープしており、ウィナーズカップ制覇の大本命として期待しても良い仕上がりを見せています。
松浦悠士
同じく中国勢の中で好調をキープしているのが広島出身の松浦悠士。
競輪王のタイトルを獲得してG1王者の仲間入りを果たしており、更なる高みを目指して充実した日々を送っています。
清水とは去年の競輪祭においてワンツーフィニッシュを旗足、お互いに高め合って勢いを加速させている状態。
結束力も高まり、同じレースに出場する際には、良きコンビとして競輪ファンからも注目されている存在です。
こちらも直近成績では1着7度と清水に負けず劣らずの成績を残しており、好調をキープしていることから、競輪予想の本命としても問題ないでしょう。
松本貴治
成長著しい若手からは、松本貴治に注目です。
2019年12月に立川競輪場で開催されたヤンググランプリを制したシーンを鮮明に覚えている競輪ファンも少なくないでしょう。
好調の四国勢の中でも中心的な存在であり、得意な周長は400m、逃げの脚質の持ち主としてウィナーズカップの競輪予想では外せない選手です。
直近の成績は24走中1着6度、2着6度、3着1度と結果を出しており、今シーズンはより飛躍するのではと関係者の間で期待が高まっています。
原田研太朗
徳島の原田研太朗も好調の四国勢の中心選手の一人。
直近成績では松本を上回る36走中、1着20度、2着2度、3着1度で勝率55.5%、3連対率は63.8%という好成績を残しており、同じく逃げの脚質の持ち主ということもあり、福井競輪場のクセのない環境では、十分に実力を出せる条件を持った選手と言えるでしょう。
自力の高さはこれまでの成績でも十分に証明されているため、今回のG2戦でも注目すべきです。
G2第4回ウィナーズカップのイベント情報
第4回ウィナーズカップでは、激戦必至のレースはもちろん楽しみなイベントも開催予定です。
4日間を通じてオリジナルクオカードのプレゼントや、福井競輪オリジナル飴を配布。
地元でしか味わえないスイーツ販売やグルメ店出店も予定しています。
28、29日の土日には、やきとりの名門 秋吉の出張販売が予定されており、お子さん連れの方にもうれしい「さわれる移動水族館」ブースを設置予定です。
27日には中野浩一氏のトークショー、28日にはカールズケイリンから成田可菜絵選手のトークショーを開催予定。
また同日には、プリキュアショー&握手会も予定されています。
翌日29日には魔進戦隊キラメイジャーショー&握手会を予定しており、TIM競輪予想トークショーも開催予定とイベント目白押しです。
尚、コロナウィルスの影響により、イベント開催の延期や中止となる場合がありますので、事前にホームページ等でご確認されることをおすすめします。
絶好調の中四国勢が好調のままに制してしまうのか
G2第4回ウィナーズカップは、絶好調の中四国勢が現在の勢いそのままに制してしまうのか。
またSS班の他支部の選手が実績の高さと確かな実力を武器に意地を見せて制するのか注目が集まっている状況。
今シーズンの競輪情勢を占う激戦必至のレースとなることは明らかですから、是非現地で熱い戦いを目撃されることをおすすめします。