競輪選手に関して
競輪予想=選手予想と言っても過言ではないほど、競輪予想は選手が主役です。
競輪選手に関して、詳しく説明するので競輪予想に役立ててください。
競輪選手のランク付け
競輪競走に関わる選手は、2455名うち女子選手84名。
すべての選手は競走得点により、級別・級班というシステムでランク付けされています。
S級競輪選手数
S班…9名
1班…210名
2班…463名
A級競輪選手数
1班…592名
2班…684名
3班…497名
ランク付けのステップアップ
競輪学校の卒業の新人選手は最下位のA級3班からスタートします。
S級選手は、GⅢ・FⅠの各レースで賞金を競うとともに、グランプリやGⅠ・GⅡレースへの出場権を争います。
A級選手は、FⅠ・FⅡの各レースで賞金を競うとともに、S級への昇格を目指して競走します。
どちらにしても厳しい練習の繰り返しの中からトップのS級S班を目指しているのです。
ランク付けステップアップしたい!稼ぎたい!と強い思いがある選手が、勝つので選手の雰囲気やモチベーションがどうなのかを常に気に掛けることは、競輪予想に大変有効になります。
級別・級班を分ける基準は、競走得点です。
レースに出走し、その競走成績によって競走得点が上下します。
その得点が高ければ高いほどランクアップすることができます。
逆に、成績が悪いとクラスがダウンして、最終的には選手登録を取り消される
といったことになります。
級班の入れ替え
級班の入れ替えは1年に2回行われます。
前期…1月から6月
後期…7月から12月
選手の昇給の基準となるのは評価点です。
S級・A級毎に評価点を計算し、半年ごとにS級下位200名とA級上位200名の選手を入れ替えます。
S級下位選手はA級1班へ、A級上位選手はS級2班にランク付けされます。級別・級班は選手の生活にも直結する為、ボーダーラインにいる選手は期が変わる時期のレースでの活躍は、競輪予想的にも見逃せない大事な要素になります。
簡単に競走得点と評価点の公式は次のようになります。
競走得点=全競走回数での成績で算定
評価点=平均競走得点-失格点
競輪選手の獲得賞金
80年に中野浩一選手がプロスポーツ選手として初めて、年間獲得賞金1億円を突破しました。
その後も1億円獲得選手が次々と生まれ、92年には吉岡稔真がi億9000万円、さらに神山雄一郎が2億2000万円と獲得。
競輪選手の平均年収は男子選手で約1200万円~1300万円。
女子選手の平均年収は約600万円で、レース成績や出場レース数により異なっています。
選手の収入は、レースの着順に応じて受け取る賞金に加え、参加手当・雨敢闘手当・正月手当・などさまざまな手当が支給されます。
先頭誘導員資格を持つ選手による先頭誘導員にも手当が支給されます。もちろん自宅から競輪場までの交通費も支給されます。
レース賞金額は、GⅠ・GⅡ・GⅢといったグレードと予選・特選・決勝などレースによって異なっています。
また、同じグレードのレースでも競輪場によって賞金額が違うこともあります。
1着での最高賞金額は「KEIRINグランプリ」の1億円です。世界的にも優勝賞金額としては最も高く、ギネスブックに認定されています。