池脇バンクの競輪コラム今回は7月13~15日に別府競輪場で行われたG2「第15回サマーナイトフェスティバル」、F2「ガールズケイリンフェスティバル2019」についてのコラムをお届けします。
別府サマーナイトGⅡの決勝が、7月15日に行われ、⑤村上博幸(京都)④渡邉雄太(静岡)が1,2着。
3着に⑧岡田匠(福岡)が入り、Gレースでは珍しく、2車単⑤④8,610円、3連単⑤④⑧11万4,920円と、大穴の決着となった。
村上の真面目なレースぶり、渡邉の機敏な立ち回りは見事。渡邉は暮れのGP出場を狙えるところまできた。
今回の大穴決着は「オッズが情報で動く」を実感させた。
準決勝を渡邉マークで勝ち上がったベテランの佐藤慎太郎(福島)が、決勝は吉田拓矢(茨城)平原康多(埼玉)の関東ラインの後位を主張。
単騎の戦いかと思った渡邉マークは、目標不在の村上がつけて即席ライン。
佐藤ほどの選手が関東を選ぶなら、こっちの力が上と見て、車券が総被りとなった。
競輪ファンだけでなく、中川誠一郎(熊本)や松浦悠士(広島)の動ける選手も、関東勢を目標にした。
渡邉、村上は人気薄が逆に幸いして、道中ノーマーク。3角からの捲りが決まった。
インに切り替えしなかった、村上の落ち着いたプレーが報われた。
Gレースの準優を突破した選手なら、全員が好調だし、勝つチャンスがあるはず。
ところが、情報や思惑で車券を買うファンの読みが偏ることが起こる。
競輪予想は難しい。しかしだから競輪は面白い。
情報過多の時代だからこそ、しっかりと競輪予想サイトを参考して車券作戦を組み立てる必要がある。