池脇バンクの競輪コラム。今回は【令和時代の競輪主役は誰か?】というテーマでコラムをお届けします。
今年最初のGⅠ、第35回全日本選抜競輪(以下、全選抜)が、2月8日(土曜)から11日(火曜)までの4日間、愛知県の豊橋競輪場で開催される。
競輪ファンに春を告げる特別競輪で、年末のグランプリの最初の出場者が決まるレースになる。
全選抜は、各地域の得点上位者から出場者を選ぶ。
初日の特選3個レースの出場者を見ると関東、中四国が5名ずつと多いが、少ない北日本や九州でも3名ずつシードされている。
各レース細切れ、捲り合戦になりそうだ。
昨秋は松浦悠士(広島)清水裕友(山口)が活躍、上位陣に新風を吹き込んだ。
両者は今回も有力だが、好調な期間が長かったから、初日の走りを見て狙いを決めよう。
筆者は、競輪は群雄割拠の戦国時代に入ったと見ている。
実際に、各地のGⅢを見ても、展開が占める比重が大きく、安心して狙える脚力者はあまり見当たらない。
今回の全選抜を、令和の主役探しと見ることも出来よう。
清水、松浦を追って、リーダーに名乗りを上げるのは誰か。
初日特選から走る吉田拓矢(茨城)渡邉雄太(静岡)古性優作(大阪)山崎賢人(長崎)太田竜馬(徳島)の20代の若手に期待をしている。
特選で失敗しても、2次予選が走れるアドバンテージを活かして、決勝進出を目指してほしい。
全選抜を出発点に、いよいよ今年のGⅠが始まる!
競輪ファンの車券予想にも一層気合が入るだろう。