池脇バンクの競輪コラム。今回は【競輪予想で押さえで買っておく車券の重要性】というテーマでコラムをお届けします。
車券の魅力は予想のし易さ当て易さにあると考えるムキもおられよう。
展開が読めるし、選手の器量も正確に伝わる。
それなら競輪車券は儲かるかというと、ちょっと別問題になるが…。
2月2日、GⅢ高松記念決勝は、北日本と千葉勢が2車ずついたが、S級S班の松浦悠士(広島)中川誠一郎(熊本)村上博幸(京都)を始め、目標なしが5車と点の勝負。
そこで好調な自在脚、③松浦を狙った。
⑨中川は自力で、⑦村上が松浦マークを主張。
SS選手が並ぶとあって、③⑦から車券が売れた。
筆者も、ここから3連単を4点買った。
待てよ?疑念が生じたのは、3連単を買った後。
何でも疑うのが、車券推理には大切なのだ。
勘が働いたら打ち消さず、1点買いを伸ばす。押さえ車券に救われることもある。
高松GⅢを①①①➊と完勝したように、松浦は絶好調だった。
マークする村上は好調だし、筋の目標ではなく、松浦の踏む癖が分かるまい。
SS看板を過信すると失敗するぞ。
そこで買いを伸ばす。
松浦から薄目4点を2車単で追加した。
結果は、松浦の捲りに村上が千切れ、筆者の3連単は紙くずに。
ところが捲り上げた中川が2着に飛びこみ、③⑨1370円を2車単で的中することができた。
この予想的中で、決勝の収支は僅かだがプラスに。
押さえ車券が重要なのを、改めて認識した。