池脇バンクの競輪コラム。今回は【時代を創るか清水・松浦】というテーマでコラムをお届けします。
福井のGⅡウィーナーズカップは、松浦悠士(広島)の優勝で閉幕した。
今年のスケジュールの4分の1を消化。
ここまでの3ヵ月の獲得賞金を見てみると、清水裕友(山口)が4190万円で1位。
2位は松浦悠士の3909万円。
中四国の若手が抜け出し、3位の平原康多(埼玉)らは、やや差をつけられた。
清水、松浦は、成長途上。
積極的なレースは、ファンの注目度も高い。
ここで注目したいのは、賞金30位までに中四国勢が8人いること。
113期の宮本隼輔(山口)のような若手から、渡部哲男(84期愛媛)らベテランまで、賞金上位に顔を出す。
ムードのよい瀬戸内軍団は、これからもタイトル争いの中心になる。
佐藤慎太郎(福島)のグランプリ優勝に刺激されたのか、北日本勢が好調だ。
賞金30位以内に、佐藤を含め6選手。
その中でも注目は107期の新山響平(青森)だろう。
レースの組み立てが進歩、トップスピードが上昇している。
中四国、北日本に続くのが南関東勢。
郡司浩平(神奈川)を先頭に5車が、30位以内を占める。
ただ郡司の他はベテランで、伸びしろは大きくない。
近畿勢が4人、中部3人。
関東には平原という中心がいるが茨城勢が伸び悩み、30位以内は2車。
九州も不振で8位の山田英明(佐賀)の1車だけだ。
賞金レースは、中四国勢の視界が良好である。