池脇バンクの競輪コラム。今回は【豊橋競輪場】第35回全日本選抜競輪は清水裕友が快勝!というテーマでコラムをお届けします。
令和2年、最初のGⅠ、第35回全日本選抜競輪が豊橋競輪場で行われ、清水裕友が(山口)が優勝した。
決勝戦を観戦直後に、この原稿を書いている。
清水にとって、初のGⅠタイトル。
連日、本命人気を背負いながら①③①➊とまとめた。
105期、25歳の若さなのに、レースぶりは落ち着いていて、メンタルの強さを感じさせた。
これで早々と年末のグランプリ出場を決め、余裕を持って、令和のGⅠ戦線に臨める。
競輪ファンの興味は、中国ラインを組む松浦悠士(広島)との連係が、今後どのなるのかかだろう。
競輪車券推理にこれは直結する。
昨秋の競輪祭決勝は清水・松浦の並びで松浦がGⅠ初優勝。
今回の選抜は、そのお返しした恰好だ。
次のGⅠ・競輪ダービーは、どう走るだろうとファンなら思う。
行き過ぎては競争の私物化の謗りを受ける。
対戦相手も、若い中国ライン攻略に必死になるだろう。
オリンピック後には、ナショナルチームの選手がバンクに戻るはずで、脇本雄太(福井)ら格上相手に清水、松浦はGレースで戦う。
いずれにしても、上位陣に刺激をもたらし、特別競輪が活性化する。
全選抜では、優勝した清水、ゴール寸前に落車と苦汁をなめた松浦と明暗を分けた。
だが、二人の物語はまだ始まったばかり。
彼らを軸に、瀬戸内の若手の成長が加速しそうで、ますます競輪予想が楽しみになる。