池脇バンクの競輪コラム。今回は【競輪祭を完勝した中国勢】という内容のコラムをお届けします。
第61回競輪祭は、松浦悠士(広島)のGⅠ初優勝で閉幕した。
そして、中国勢の先頭で戦い、関東ラインを分断して展開を作った清水裕友(山口)が2着。
今年、じっくりG戦線で力をつけた名コンビが、最後のGⅠでパワーを見せつけたという印象である。
この1,2着を予想していた競輪予想サイトは3つほどあり、見事に勝ちを手にした競輪ファンも多いであろう。
取得賞金でのグランプリ出場を睨んで、失格だけはできなかった平原康多(埼玉)だが、清水のインの粘りに派手に飛んでしまった。
平原のあんな負け方は見たことがない。
時代が令和へと移り、バンクにも主役交代を迫る新勢力が台頭してきた。
しかも勝つときはこんなもの。
清水と松浦にしても、単騎ではこんなに戦えない、信頼できる僚友を得て、来年のGレースでも活躍するだろう。
さて、競輪祭が終わるとファンはホッとする、今年も車券を楽しめたなと思う。
残るビッグレースは、立川グランプリだけだ。
メンバーを見ると、今年のグランプリは点の争い。
脇本雄太(福井)村上博幸(京都)の近畿勢、新田祐大(福島)佐藤慎太郎(福島)の北日本は並ぶが、中川誠一郎(熊本)郡司浩平(神奈川)、そして、平原も単騎だ。
脇本、新田の格上が相手でも清水、松浦の中国勢は、好勝負してくるのではないか。
今から競輪予想サイトがどのような車券を予想してくるの非常に楽しみである。
高配当を夢みて手を広げて勝負しよう。